こんにちは。長野県の長野市 ・上田市・佐久市を中心にオフィス環境づくりのサポートをしている長野・上田オフィスづくり.comです。

寒さも一段と厳しく、雪も降り積もる季節ですが、皆様のオフィスは防寒対策はバッチリですか？

今日は、そんな防寒にも一役買うタイルカーペットのお話です。

先日、長野市内のお客様の応接室周りのスペースのタイルカーペットの敷き替えを行わせていただきました。

今回は大型天板の会議テーブルのある応接室と応接室に至る通路スペースの床の張替えです。

予想以上に説明が長くなりましたので、今回は第1回として、応接室の施工までのブログにします。

まず、施工前の写真がこちらです。

カーペットは日々靴の汚れや、コーヒーなどの飲み物のシミ、現在はオフィス内禁煙とする企業様が多いですが、

古いものですとタバコによる焦げなど様々な要因で汚れていきます。日々清掃業者による清掃を行っているとしても、

これらの汚れを取り切るのは難しいです。

今回の場合、既存のカーペットは靴汚れやホコリ、コーヒーなどの飲み物のシミ、

長年使われている環境でタバコの焦げ跡もあります。

もう一箇所はロビーになります。こちらの施工前の写真がこちらです。

全体的に人の動線となる場所が汚れてしまっています。

また、写真状ですと分かりづらいですが、シミになっている部分を漂白し、色が抜けてしまっている場所もあります。

さて、続いて施工の風景を見ていきましょう。

まずは、応接室から。今回はカーペットの下に厚みをもたせるマットを敷設し、その上にタイルカーペットを敷設していきます。

まずは、既存のカーペットを剥がしていきます。奥側に見えるエアコンの送風口の下までカーペットが敷かれていますので、点検口を開けて、中のカーペット部分から剥がしていきます。

次にカーペットの下にあるマットを取り除いていきます。

このマットの役目は、カーペットのクッション性を高めること、床からの冷気を遮る効果があります。

マットの下にはコンクリート面があり、接着剤でしっかりとくっついています。剥がすのが大変な根気のいる作業です。

同じく入口側の見切り材近くの剥がし作業です。職人さんの手にはバールが握られているのが見えます。

今回剥がしているカーペットは長い尺のものを全面に貼り付けているものです。

ですので、カーペットをしっかりとヨレがないように張るために集成材などの部材で部屋の四隅や入口の部分の床を釘で縫い付けています。

この釘をしっかりと取り除いておかないと、新しく敷設するマットと床の合間に隙間ができてしまいます。

特に四隅の隙間はそこからタイルカーペットの剥がれにもつながるので念入りに取り除いていきます。

部屋全体のマットを取り除きました。ここから、上記の四隅の集成材、釘、全体の接着剤の盛り上がりを取り除き、仕上がりが凸凹にならないようにしていきます。

序盤の基礎部分の重要な工程です。ここをしっかりと行うことで後の仕上がりが大きく変わります。

ひたすらに削り取っていきます。

特に四隅の釘はマットを突き破る可能性もあるので、総出で丹念に見ます。

すべてを取り除いた後、ゴミを掃除機で吸い取っていきます。

こちらが新しく敷くマットになります。フェルトなどの集成材になります。今見えている面はコンクリートとの接地面ですね

このマットは数メートルの長さのいわゆる長尺物です。これを部屋の大きさに合わせてカットしていきます。

部屋の大きさに合わせてカットし、敷き詰めていき、隙間のない状況を作ったあと、いよいよ接着です。

この接着も実は職人技の光る場面です。

仮置きしたマットをめくり、端から接着剤を塗っていきます。

接着剤もムラになってしまうと仕上がりに影響してしまうので薄く均一に伸ばしていきます。

接着剤をある程度床に撒き、ヘラで薄く伸ばしていきます。

このヘラで伸ばす作業が実はとても難しいんです。歴戦の職人ならではの仕事です。

均一の力加減で薄くムラなく伸ばしていっています。

奥の3枚がまだ接着していないマット。手前が接着の終わったマットです。

ヨレもなく隙間もない綺麗な仕上がりです。

おおよそ奥までマットの敷設・接着が終わりました。ここから、マットの残りの接着と並行していよいよ大本命のタイルカーペットの施工です！

写真のように墨出しを行い、貼付け位置を確定していきます。

墨出し位置を基準にカーペット用の接着剤を塗っていきます。写真ですと青く見えますね。

もとの液を見ると、白い液です。これを薄く伸ばすと、青く見えます。敷設可能な状態になると下のように透明になります。ちょっと不思議。

写真奥側から貼り付けていき、手前側に接着剤を塗布したあとの写真です。

隙間なくタイルカーペットを並べています。

さぁいよいよ完成です。！完成した写真がこちら！

すっかり夜になってますね（笑）

完成前と比較してみますと・・・

いかがだったでしょうか？

床の色が落ち着いた暗めの色なので引き締まった印象を受けるお部屋に変わりました。

また、壁紙や机椅子だけではなく、床を意識するとお部屋の様相はぐーんと変わります。

オフィスだけでなく会議室や応接室などもイメージを変えるとまた違った発想や商談が生まれるかもしれません。

デザインを含め長野・上田オフィスづくり.comは、お客様のニーズに合ったご提案をいたします。

担当：上原

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