こんにちは。長野県の長野市 ・上田市・佐久市を中心にオフィス環境づくりのサポートをしている長野・上田オフィスづくり.comです。

新社会人の皆様も会社には慣れてきた頃でしょうか？4月に降る雪もありましたが、気温も上がり桜も満開で、太陽の光も眩しくも暖かくなってきました。

さて、今回のブログはそんな「光」に関することを書いていこうと思います。

皆様のオフィスにも窓があり、天井には照明があると思います。

大体のオフィスはこんな照明じゃないでしょうか？

いわゆる直管タイプの蛍光灯です。

少し無機質なイメージを受ける色ですね。

こういった蛍光灯にも大きく分けて5種類の色があります。 昼白色の画像を加工したものですので色味を強調してあります。

実際の色合いとは異なりますがだいたいこんな感じです。

寒色からいわゆる昼光色 （daylight color） 約6500 K（ケルビン）

青みが強くくっきりとオフィス内を照らしますのでモノをシャープに見せるのでディスプレイなどに利用されます。

しかし反面、目が疲れやすいと言われています。

昼白色 （sunshine color） 約5000 K

主にオフィスの蛍光灯によく使われている色の一つです。一番太陽光に近い色合いと言われ人間にとって最も慣れた色であるため、疲れにくい色合いになります。

白色 （cool white） 約4100 K

昼白色よりもより白さが強い色になります。

集中力を高める色だと言われています。

温白色 (natural white) 約3500 K

色は「やや赤みを帯びた白」です。日の出1時間前の太陽光に近いと言われ、落ち着いた明るい雰囲気の照明に適しています。

最後は　電球色 （warm white） 約3000 K

人に安らぎと落ち着きを与える作用があり、オフィスでは休憩スペースなどにも適した色といわれています。

ただし、色温度が低いことからやや明るさを感じにくくなってしまいますので、明るさが必要な場所（勉強部屋や作業台）などではやや不向きです。

主にこの5色の色合いの光が蛍光灯の光になります。

一般的なオフィスでは上記の通り昼白色を使うことが多いですが、近年のオフィスでは天井以外からの光を出す、いわゆる間接照明として昼白色以外を利用してオフィスを演出することも多くなってきました。

では間接照明ってなんでしょうか？

間接照明を端的に述べると、「光を天井や壁に投射し、その反射光を利用する室内照明法」　です。天井からの光＋壁や天井を照らすことにより空間内に陰影や強調を生み出すことができます。

では間接照明をオフィスで取り入れ始めたのはなぜか？

それは、従来のオフィスのように机を並べて作業する環境から働き方によって働く場所を変える働き方に変わってきているのが一つの要因です。

それにともない光のあり方も変わってきました。

上でも述べたとおり空間に陰影や強調を出したり、昼白色以外の色を使うことでオフィス内でも空間的に差別化を図ることで働き方の選択肢を増やすことができます。

例えば、こんな光の使い方があります。

フレームを使い働く場所を分けているのですが、天井付近にあるプラントボックスに光源が埋め込まれています。

これにより直下のソファスペースに白色光が照らされ、作業しやすい光を使いつつ、天井にも光を当て一部分のみ天井が照らされています。

結果、空間的にメリハリが付き照度を落とすことなく働きやすい光のある環境に仕上がっています。

こちらはどうでしょうか？

天井からの吊り下げのライトを使っています。光は電球色を使い温かみのある色合いになっています。

机も木目のものを利用しているので、落ち着いた空間を演出しています。

ライトの数を多めにしていますが、これは、電球色だと光自体が暗く感じるため量で光量をカバーしているためです。

写真は日中ですが、夕方以降は外からの光がない状態になりますので、光量を上げないと暗い空間になってしまうんですね。

見えづらいですが、補助光として天井にダウンライトで昼白色光の光源を確保してあります。

オフィス家具や床、天井を変えるだけでなく、光にも注目してオフィス空間を組み立てていくと、オフィスのあり方や、幅が広がります。

お洒落で洒脱なオフィスにすると働き方も変わるかもしれませんね。

担当：上原

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